2024年8月8日
専用のセンサー設置不要で簡単分析
既存の電力会社様のスマートメーターから取得できる30分単位の電力量値を使って、ご家庭で使用されている家電の種別ごとに使用電力量を推定します。分析できる家電は5種類(※1)、分析は一日単位となり、専用センサーを用いる機器分離推定と比べ簡易な分析となりますが、電力センサーの設置が不要で初期費用を抑えたサービスが可能となります。
これまでは把握の難しかった家電ごと使用量の内訳を、小売電気事業者様が、ご契約者様にお客様マイページ等でをお知らせすることで、電気料金への納得感を得て顧客の離脱防止に役立てたり、適切な節電等できるようになることで、よりご契約者様の満足度を高めることを狙ったサービスです。
※1 分析対象の家電は冷暖房、冷蔵庫、待機電力、照明、その他機器(左記以外で稼働したもの)です。(2024年8月時点)
機器分離推定技術と簡易電力使用状況見える化技術の比較
インフォメティスでは従来より「専用センサーを使って測定した電力データを分析する機器分離推定技術」を提供しており、センサーで測定した1秒ごとの電流波形を用いて家電別の使用量を精度高く分析・見える化し、ご家庭のエネルギーマネジメントを高度化したり、家電別の使用状況から認知症の早期発見につなげるなど電力データの高度利用を推進してきました。しかし、センサーを取り付けの初期コストと手間から、ご提供形態が住宅販売事業者様や賃貸管理会社様等、物件の施工管理する事業者様との協業によりご提供するケース中心となり、より多くの方々へ電力データのメリットをお届けする方法を研究してきました。
分析対象の家電数を絞り、分析の単位をリアルタイムから1日単位や月単位にすることで、既存のスマートメーターの30分電力値からでも分析できる技術を開発し、小売電気事業者様を通じて提供することで、多くの方へサービス提供できるようになりました。
サービス提供スキーム
小売電力事業者様と協業し、スマートメーターの電力値と顧客データを連携いただくことで当社クラウド上で、お客様ごとの電力使用状況を分析し、API連携等で小売り電力事業者様にお返しします。
小売り電力事業者様の契約者様向けマイページや契約者様向けアプリケーション上で分析したデータをもとにグラフ等で可視化して電力契約者様がご覧になることを想定しております。
ご活用事例:テラりんアイ(AI)(伊藤忠エネクス株式会社様)
テラりんアイ(AI)は、伊藤忠エネクス株式会社様がご提供されている「TERASELでんき」をご契約のお客様が、お客様マイページで家電ごとの使用量をご確認いただけるサービスです。ご家庭のスマートメーターから得られる30分単位の電力使用量データを、AI技術を用いて5種類(冷暖房、冷蔵庫、待機電力、照明、その他機器)のカテゴリに分離し、1日毎、機器毎の電力使用量を推定することにより、電力の使用状況を見える化するサービスです。併せて、エネルギーの消費パターンに応じた具体的な節電方法をご提案することで、電力料金の削減や環境負荷の低減を支援いたします。これにより、お客様のライフスタイルに合わせたエネルギーの効率的な活用が可能となります。
伊藤忠エネクス様プレスリリース:https://www.itcenex.com/ja/news/2024/20240507.html
2024年8月7日
複雑化する家庭の電力をわかりやすく
家庭で使う電力が電力会社から購入する電力のみだった時代は、料金プランの選択と節電が経済的に電気を使う唯一の手段でした。現在では太陽光発電に加え、家庭用蓄電池やEV(電気自動車)が家庭に入ってきたことで、太陽光で発電して余った電気を充電して夜間にそれを使うなど、家庭内の電力の流れが複雑化しています。
「enenowa」は、そのような家庭における電力の流れをわかりやすく表示します。また、便利なお知らせ機能や、お住いの地域で「気象警報」が発令されたときに停電にそなえて蓄電池の充電を開始するなど家庭の電力のマネジメントを身近にします。
グラフィカルに現在の電力を表示
消費電力だけにとどまらず、太陽光の発電電力、蓄電池の充放電といった家庭の電気の流れをわかりやすくグラフィカルに表示します。また、消費した電力は機器分離推定技術により、時間ごと・家電ごと(※1)に電気料金がわかるため、より効率的な電気の使い方がわかります。
※1 機器分離推定の対象家電は、主要家電のうち最大10種類:冷蔵庫、待機電力(常に電力消費する家電を含む)、エアコン、炊飯器、電子レンジ、洗濯機、ヒーター・ドライヤー・ケトルなどの高熱家電、テレビ、IHクッキングヒーターとなります。(2024年8月時点)
便利な通知や防災機能
「enenowa」からの通知機能で、より便利に、より安心に電気を使うことができます。「家電のつけっぱなし」「電気の使い過ぎ」などのお知らせや、お住いの地域で気象警報発令時には、enenowaに通知が来るようにしたり、停電に備えた蓄電池の残量(※2)や家電OFFによる延長可能時間を表示(※3)、蓄電池への充電開始など、万が一に備えた機能も備えています。
※2 enenowaに対応したゲートウェイ及び蓄電池が必要です。
※3 屋内の配線状況によって利用できない場合があります。
アプリへのお知らせ通知ができる
「enenowa」は太陽光発電事業者様、蓄電池の販売事業者様等経由でサービス提供いたします。サービス提供事業者様は、営業支援ツール「hitonowa」から「enenowa」にお知らせ配信ができます(※4)。警報の出た地域にお住まいのお客様へご様子をうかがう通知を行ったり、日常のアフターメンテナンスや定期連絡など丁寧にお客様をサポートすることができます、電力消費者、サービス提供事業者双方にメリットがある付加サービスの提供が可能になります。
※4 サービス提供事業者様が「hitonowa」サービスをご活用されている場合
2024年8月7日
電力センサーとアプリでIoTホーム化
機器分離推定技術により、スマート家電などに買い替えることなく、お手持ちの家電そのままで、家電別の電力使用状態を「ienowa」で簡単に見ることができます。さらに、「ienowa」を起点にスマートロックやスマート家電コントローラーと連携することで手軽にIoTホームを実現します。
AIキャラクター「ちょび」が楽しく暮らしをサポート
アプリを開始するとAIキャラクター「ちょび」(※1)がご利用者様とやりとりし、楽しく暮らしをサポートします。
機器分離推定技術によって推定した家電ごとの電気代(※2)や月末の電気代予測など、電気の使用にまつわる便利な情報を「ienowa」で簡単に確認することができます。
※1 「ienowa」標準サービスの場合。ご提供事業者様よってカスタマイズされたキャラクターの場合もあります。
※2 機器分離推定の対象家電は、主要家電のうち最大10種類:冷蔵庫、待機電力(常に電力消費する家電を含む)、エアコン、炊飯器、電子レンジ、洗濯機、ヒーター・ドライヤー・ケトルなどの高熱家電、テレビ、IHクッキングヒーターとなります。(2024年8月時点)
手軽にIoTホーム化
「ienowa」を使うと、電気の使用状況の見える化だけでなく、スマートロックやスマート家電コントローラーなど様々なIoT機器と柔軟に連携(※3)して、ライフスタイルに合わせてお住まいを手軽にスマート化できます。住宅販売会社様等がIoTホームとして「ienowa」サービスとIoT機器をセットでご提供されるなどの事例がございます。
※3 「ienowa」サービスを提供される事業者様により連携できる機器が異なります。連携する機器は別途ご購入いただく必要があります。
アプリにお知らせ通知ができる
「ienowa」は住宅販売事業者様、住宅管理事業者様等経由でサービスを提供しています。サービス提供事業者様は、営業支援ツール「hitonowa」から「ienowa」にお知らせ配信ができます(※4)。日常のアフターメンテナンスや定期連絡など丁寧にお客様をサポートすることができます、電力消費者、サービス提供事業者双方にメリットがある付加サービスの提供が可能になります。
※4 サービス提供事業者様が「hitonowa」サービスをご活用されている場合